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海外特集~トロント事務所~

皆さん、こんにちは!大阪事務所監査第6部門からカナダのトロント事務所に駐在している山岸康徳(やまぎし やすのり)です。2014年の8月から赴任しており、カナダでの生活は今年で3年目となります。今回は海外駐在員の仕事やカナダでの生活を紹介できればと思います。
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トロントに関して

トロントはカナダ最大の都市です。緯度は北海道の旭川とほぼ同じくらいで、冬はマイナス20度くらいになる日もありますが、夏は湿度も低く非常に快適です。カナダの人口は約3,500万人ですが、そのうちの約640万人がGreater Toronto Areaと呼ばれるトロント都市圏に住んでいて、北米でトップ10に入る大都市となります。公用語は英語とフランス語で、商品のパッケージや説明書は両言語が併記されています。トロントは英語圏で日頃はフランス語を耳にする機会は少ないですが、モントリオールがある隣のケベック州まで行くとフランス語圏となり、標識や看板が全てフランス語に変わり、別の国に来たような感じがします。

トロントに進出している日系企業は、意外に思われるかもしれませんが、自動車業関係などの製造業が中心です。トロントがあるオンタリオ州には、自動車メーカーの工場があり、それに付随して各自動車部品メーカーが進出しています。また、その他にも各種メーカー、物流会社、商社、金融機関など様々な業種の企業が拠点を置いています。各社の海外駐在員の人数はあまり多くありませんが、その分会社を超えて交流する機会が多く、様々な業界の方と知り合うことができます。

現地での仕事

トーマツには数多くの海外関係のプログラムが準備されています。語学研修(3週間)、短期派遣プログラム(1~2ヶ月)、タレントセレクトプログラム*(1.5~2年間)、ビジネスセレクトプログラム*(4年間)などです。カナダには海外駐在員がトロントに3名、バンクーバーに1名いますが、現地事務所に直接採用されて働いている日本人も多いです。私は入社当時から海外で働くことに憧れていたこともあり、監査である程度経験を積んだ後、ビジネスセレクトプログラムに応募しました。

解説1:タレントセレクトプログラムで、Deloitteのメンバーファームがお互いに他の国へ研修生を派遣する制度です。
解説2:ビジネスセレクトプログラム(海外駐在員)とはDeloitteのメンバーファーム等に出向し、出向先において、主に戦略的に関与先のグローバル化を支援する人材を派遣する制度です。

海外駐在員の仕事は赴任地で異なりますが、カナダでは日系企業に対する会計・税務面でのサポートが中心となります。Deloitteは大きく分けると、監査、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーサービス、リスクアドバイザリー、税務などのサービスラインがありますが、現地の日系企業の課題やトラブルを聞き、内部のリソースを使って解決・提案する仕事があります。私は赴任前は監査部門での経験しかなく、税務やコンサルティングなどのサービスを提案する上では他の部門と連携を図る必要があり、監査以外の他の部門が提供する多種多様なサービスを勉強しながら取り組む毎日です。
契約に至った場合もそこで終わりではなく、クライアントと現地チームのコミュニケーションのサポートから、クレームの処理まで数多くの要望をいただきます。
また、こちらに来るとDeloitteのネットワークのありがたさを感じる機会も多いです。クライアントから他国の状況や制度などについて質問を受けた場合に、その国の駐在員にコンタクトすると、快く対応してもらえます。その分、私に来た依頼については、できる限り丁寧に対応するように心がけています。

カナダ人について

カナダ人は何よりも家族第一で、ワークライフバランスを重視した働き方です。父親が育児休暇を取得することは一般的です。
繁忙期は別として、定時を超えると事務所にほとんど人がいなくなります。ただその分朝が早く、効率的に働いている印象があります。国民性も概してのんびりしているせいか、締切り間際になっても完成物が上がってこない場合があり、私一人焦ることもありますが、必ず締切りには間に合います。
また、幼い頃からプレゼンテーションの授業があるため、営業や人前で話すのが上手です。営業に行っても、うまくジョークを入れながら話しを進めるので、感心してしまいます。
移民の国ということもあり、色々な人種が入り交じって働いています。事務所内で話される英語も様々なアクセントがあり、英語が苦手な人に対しても寛容な気がします。フランス語の授業が小学4年生から始まることもあり、第二言語を学ぶことの大変さがよく分かっていることも影響しているのではないかと思います。

こちらの受験生

ここでカナダのCPA制度についても少し説明したいと思います。まず、カナダの会計士資格ですが、従来はCA(Chartered Account)と呼ばれる資格でしたが、2015年に他の会計系資格であるCMA(Cost management Accountant)、CGA(Certified General Accountant)と統合され、新しくCPA(Chartered Professional Accountant)という資格になりました。昔の試験の難易度からすると3つの資格の中でCAが最も難しかったようで、従来のCAを持っている会計士は、CPA/CAと名乗っています。CAを付けられることに密かな優越感を感じているとのことです。
カナダのCPA資格を取るためには、まず大学のBBA(Bachelor of Business Administrative)のAccounting courseを卒業する必要があります。このため、大学3回生の時までに進路を決める必要があります。 名刺にCPAと記載するためには、最終試験合格、実務経験(監査、レビュー、タックス)、会計事務所での一定時間の勤務の3つの要件が必要となります。このため、最初の2年間は実務を行いながら試験勉強を行います。これは日本と同じですね。
最終試験ですが、上記の資格の統合から試験内容が大幅に変わり、筆記試験に加えてグループワークが試験科目に追加されています。これはグループに実際の事例が渡され、それをチームメンバーで分析して、プレゼンテーションする課題です。全く見ず知らずのメンバーとチームを組むことになるため、頻繁に会って打合せをできないケースもあり、テレビ電話や電話などを使ってプレゼンテーションを行っているようです。こうして試験を突破し、入社3年目に実務上の要件も満たすと、晴れてCPAを取得することができます。資格を取得した後は、それぞれ自分のやりたい分野を見つけて、他の部署への異動、転職する方が多いです。
リクルート活動ですが、監査部門の新入社員の9割近くは大学卒業後に入社するため、各会計事務所のリクルーターが大学に出かけていき、リクルートイベントを行います。そこで簡単な書類選考や面接などを行い、4回生になる頃には、大手会計事務所への就職が決まっている状況のようです。

トロントライフ

トロントは1年の半分が冬なので、その分カナダ人は、夏は思い切り楽しむという意識が強いです。暖かくなると、毎週のようにフェスティバルやイベントが催されています。夏場は21時半頃まで明るく、遅い時間まで野外での活動を楽しむことができます。
少し郊外に行けば、公園やキャンプ場が多くあり、アウトドアライフには事欠かないです。また、全長800kmにも及ぶ道沿いにはカナダの国旗にもなっているカエデの木が多く、秋は紅葉が非常に綺麗です。冬は外でのアクティビティは限定されてしまいますが、私はクロスカントリーに挑戦しています。
スポーツが盛んで、野球、サッカー、バスケットボール、アイスホッケーとシーズンを通じてスポーツ観戦ができ、一年中楽しむことができます。こうしたプライベート生活を楽しむ事ができるのも海外駐在の醍醐味ではないでしょうか。

最後に

今後、日系企業の海外進出はさらに加速して行くと思います。入社後に海外で働くチャレンジをするのもいいと思います。Deloitteは自分がやりたいことがあれば、それに応えてくれるフィールドが広がっていますので、もし自分のキャリアパスを考えた場合にこうした環境の中で色々とチャレンジして、自分の可能性を試してみるのはいかがでしょうか。

それでは、勉強を頑張ってください。将来、一緒に働けることを楽しみにしています!

 

【トーマツ関西エリアのリクルートからのお願い】

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