Audit × AI

トーマツは、監査の品質と信頼を守るため、監査とそこに関わる人や組織に
イノベーションをおこす活動を進めています

社会、経済の状況が刻々と変化し企業が直面する課題が複雑化する中で、トーマツは監査業界にも、変革が必要だと考えています。これまで積み重ねてきた経験と実績を基礎にしながら、既存の監査の概念や手法にとらわれず、人工知能(AI)、IoT、ロボティクスに関連した先端テクノロジーを取り入れ、監査とそこに関わる人や組織を進化させることにより、これまで以上に監査品質を向上させ、会計士でなければ行えない業務に集中し、さらに品質の高いサービスをクライアントと社会に提供できると考えています。未来の会計士は、データの収集や解析などの作業はAIで効率的に処理し、マネジメントに対する多角的な評価や、データでは表せない価値に対する判断、数値化が不可能な人間性の評価など、人工知能には不可能といわれている、総合的な判断を担う存在となるはずです。高い生産性を達成しつつ、高度な判断をこなせる新しい時代の会計士を育成するために、トーマツではこれからも先進技術に積極的な投資を行い、あらゆるテクノロジーをいつでも活用できる最先端の環境を整えていきます。

将来の会計士像を考えるうえで重要な3つの質問

Q.誰がどのように監査を行うか?

  • データサイエンティストやITスペシャリストなど、保持するスキルや資格が異なる人材と協働して監査人が総合的に判断して監査を行うステージに移行中
  • 単純・反復作業は、急速に発展するIT技術や事務センターに移行する
  • 将来は会計士がAIを活用して監査を実施することが一般的に

Q.どのようにテクノロジーを利用した監査が行われるか?

  • AI技術などの最新技術のサポートを取り入れた、インテリジェント監査の実施
  • Robotic Process Automation(RPA)の導入や事務センターへの単純反復の集約を通じて、会計士は判断業務に集中
  • リアルタイムかつ継続的監査の実現により業務が一年を通して平準化され、繁忙期における業務量が減少

Q.実務が行われる場所・環境は?

  • ワークスタイルの多様化に準じて、オフィスや在宅での勤務が行われる
  • 社内コラボレーションを促進する、新たなオフィス環境の構築

AIを活用した、近い将来の監査現場の予想図

先端テクノロジーを扱うスキルとビジネス感覚を併せ持つハイブリッド型会計士を育成しています

AI(人工知能)を活用することで、監査はもっと創造的になる

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監査の対象となるデータは膨大なため、監査手続では一部の項目の特性から対象となる母集団全体を評価するサンプリングの手法がとられています。原則としてサンプル数が少ないと信頼度が落ちるため、ある程度のサンプルは調査せざるを得ません。しかし、AIを活用し全項目を自動でチェックすることが可能になると、会計士は異常値を効率的に深掘りすることができるため、手続きや計算など負担の大きかった業務から開放され、問題を設定し、判断し、意見表明を行う創造的な領域の業務に集中できるようになります。

あらゆる情報を扱うデータドリブン思考で、過去だけでなく未来を見通す

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従来の財務諸表監査は多くの場合、過去の会計処理の適切性に対して意見表明するものでした。しかし、データを基に、判断と行動につなげるデータドリブン(Data Driven)思考と、高度なデータサイエンスの手法やAIを活用することで、過去の事象分析にとどまらず、将来予測することが可能となります。それに伴い、会計士の役割は、個別取引の検討から、経営・事業の根幹に係る戦略やビジネスリスクといった、企業活動の本質に対する内容に、より多くの時間を費やす形へと業務内容が変化していくと考えられます。

イノベーションを通じてこそ、プロフェッショナルとして信頼される会計士であり続けることができる

AIやロボティクスによる自動化、事務センターへの反復業務の集約やこれまでのオフィス中心の勤務形態から在宅勤務による通勤時間の削減などを通じて、会計士は高度な判断が必要な業務や、クライアントとのコミュニケーションへ集中し、そして自己研鑽のためにより多くの時間を割くことができます。そうすることで、「企業会計とビジネス全般に対する高度な専門性を身につけ、人間味あふれる会計士として、極めて高度に知識化された会計監査業務」を提供できます。その結果、AIなどでは代替できない会計士であり続けることができると考えています。

AIでは代替できない会計士が行うべき業務

予測できない行為に対して、臨機応変に総合的な判断を行う

前例にとらわれずリスクをとりながら戦略的に意思決定をしていく経営者の判断に対する評価や、収益性のみでは測れない価値に対する投資判断、数字には表わしきれない経営者の誠実性の判断を行っていく。

情報がない中で、周辺状況から背景をも推定できる経験値と判断力を駆使する

その問題が設定された背景を推定したうえで、まったく違う問題設定と解の導出を行う。

2分でわかるデロイトアナリティクス
-データ活用による監査の変革が監査体験を変える-

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