トーマツで実現したいビジョン

永山 皆さんは会計士としてスタートしたばかりですが、どのような将来像を描いていますか?

中田 私は経営者の良き伴走者となれるような会計士になりたいです。そのために監査をしっかり学び、将来的には上場支援業務などにもチャレンジしてみたいと思っています。

伊東 私は海外の案件があったときに、「彼に任せよう」と名前が挙がる会計士になりたいです。そのためには知識以上に実体験が大切であり、海外で現地の外国人と一緒に働いたり、その企業、あるいはその国に根付いた監査を手掛けたりしながら経験を積み重ねていきたいです。

中丸 私はまだ成長途上の小規模な会社を担当し、クライアントと一緒に大きくなっていくような仕事がしたいです。

小川 私も同じですね。名古屋には中小規模のクライアントも多く、入社1年目のときは大企業を担当させていただきましたが、そこで見聞きした知識や経験を生かして中小規模の企業の成長をサポートしたいと思っています。

 中小規模のクライアントを担当すると、組織として整備されていない部分が多いので監査人としてやるべきことが見えやすいです。逆に大きなクライアントの場合はすでに体制が整っているため、どこを改善すべきか見つけ出すのが大変ですが、その分学びになる。だから両方経験するのが一番良いのです。トーマツは各事務所とも様々な規模のクライアントがあるので、ぜひ自ら手を挙げて多くの経験を積んで欲しいと思います。

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何よりも信頼関係の構築が重要

永山 4人とも将来のビジョンが明確ですね。一方で不安もあると思いますが、いかがでしょう?

伊東 私は近年話題に上がっているAI(人工知能)が気になっています。実際問題として、今後AIが監査の仕事の大部分を行い、会計士が職を失うということはあり得るのでしょうか?

 電卓やエクセルでの集計など、単純なデータ処理業務はともかく、最終的な判断をするのは人間であり、いくらAIの知能が上がったところで、機械が会社の経営をするということはあり得ないと思います。個人の経験や勘に頼っていた多くの領域をAIやデータの処理で補助することで、会計士は監査人としてより高度な判断やクライアントとの密なコミュニケーションに集中することができます。その結果、クライアントとの信頼関係の構築がこれまで以上に重要になってきます。

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中丸 信頼関係をつくるうえで、私は2年目になって力不足を痛感することが増えました。1年目は新人だからと許容されている部分がありましたが、2年目になってクライアントに関わる期間も長くなり、期待値が上がってきていると感じます。質問されたことに即答できないことも多く、ジレンマを感じています。

 私もそういう時期があり、頼ってもらったことになんとか応えたいという一心で必死に調べたり積極的に提案したりしていました。これから後輩が入ってくればさらに大変だと思いますが、プロとして成長するうえで必要な経験だと思うのでぜひ頑張ってください。