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海外特集~広州事務所編~

大家好!(ダージャ―ハオ!訳:みなさん、こんにちは!)

現在、中国の広州事務所に駐在している前川 邦夫(まえかわ くにお)です。中国にはDeloitteの事務所が全部で20カ所あり、北京、天津、大連、上海、蘇州、広州、深圳(シンセン)、香港に日本からの駐在員がおります。今回は、私が駐在している広州事務所での仕事・生活などを紹介させていただき、皆さんにトーマツに対してさらに興味を持っていただくきっかけになればと思っています。
広州1

1.広州について
皆さんは広州市が広東省の省都ということはご存知でしょうか。広東省は中国大陸の南に位置しており、広州市は中国において北京市、上海市に次ぐ、第3位の都市となっています。また、広東省は香港、マカオの特別行政区を含んでおり、広州市から香港までは、高速鉄道で2時間という距離になっています。 広東省には多くの日系企業が進出していますが、特に、日系自動車メーカーの完成車工場が複数進出しており、また、それに伴い多くの自動車部品会社が進出しています。

■オフィスビル
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オフィスビルの外観です。このビルの26階、27階の2フロアがDeloitte広州事務所のオフィスとなっており、監査、税務、FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)、RA(リスクアドバイザリー)、コンサルティング、その他、間接部門のメンバー約700名が在籍しています。

■オフィス近辺の街並
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オフィス近辺の街並です。珠江(ジュコウ)公園という大きな公園に隣接しており、当公園は住民の憩いの場になっています。1周が約4kmありますので、週末にランニングを行っていましたが、最近は興味がゴルフに移ってしまったので、ランニングをさぼりがちの日々です。

■とある日のランチ
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とある日のランチです。広東省はまさに「飲茶」の地域ですので、写真は3つだけですが、この後、さらに無数の蒸篭(せいろ)が運ばれてきます。結果として「赴任時より体重5キロ増加」という状況になっています。赴任後、香港の高級なお店でも中華料理・広東料理を食べましたが、確実に広州で食べる方が美味しい(かつ、安い)と感じます。

2.中国の変化のスピードについて
私は2014年から広州に赴任していますが、中国の変化のスピード、特にスマートフォンを使った日々の生活の変化に驚いています。その「変化」について、いくつか紹介したいと思います。

① 電子マネー
現在、中国では電子マネーが発達しています。基本的にほぼ全ての店で使えること、銀行口座にお金を戻せること、個人間でもやり取りできることが相まって、日々の生活ほぼ全てが電子マネーのやり取りで事足り、現金をほぼ持ち歩いていません。スマートフォンのアプリの画面を出し、QRコードを読み合うだけの操作で非常に簡単です。日々、現金を持つことを忘れていますので、日本に一時帰国した際に、「しまった、現金を下ろさないといけない!ATMはどこだ。あ、バスが来てしまった。。」と毎回ドギマギしています。

② 配車サービス
他の国でも話題になっていますが、中国においても配車アプリが発達しており、スマートフォンアプリで車が呼べます。買い物に出かけようが、ゴルフに出かけようが、アプリで車が呼べますので、「帰りの車どうしよう。タクシーつかまるかな?」という心配が無くなりました。現在地がGPSで読みこまれ、行き先を入力すると、付近の車から連絡が入り、スマホ画面上に、運転手名、車のナンバー、電話などの情報が出て、車の到着を待つのみです。大概、数分で来ます。中国は日本と比べて、タクシー代が安いので、非常に重宝しています。

③ 出前サービス
かなり多くの飲食店舗が「出前」対応しています。こちらもスマートフォンの画面で写真を見て注文し、到着を待つのみです。出前代も5元(約80円)と安く、家に居ながら美味しい広東料理が食べ放題です。

④ レンタルサイクル
今、町中にレンタル用の自転車が駐輪されており、30分1元(約16.5円)で乗れます。こちらもスマートフォンの画面で、近くに自転車があるか確認できるのと、そもそもかなり多くの自転車が停まっていますので、見つけられないことがなく、細かい移動に便利です。

上記は一例で、その他にネットでの買い物、ゴルフ場の予約など、スマートフォンで数多くのことを日々行っています。「特定の分野においては、日本より進んでいるなあ」というのが、私の赴任後の率直な感想です。またその変化のスピードが非常に早いため、この時代に中国に駐在出来て、変化のスピードを体感できたのは非常にラッキーだったと思っています。

上記のような生活上の変化以外にも、日系企業は中国を主戦場の1つとしていますので、経済成長・ビジネス環境などを含めて、日本はもっと中国を直視・理解していかなければならないと実感しています。

3.広州での仕事について
日本にいた頃は公認会計士として会計監査を行っていたのですが、広州ではコーディネーターとして、日系企業向けのサービスのコーディネート業務を担当しています。 駐在する前は、「コーディネート業務は、チームがまとめた内容を、クライアントの日本人に日本語で伝達すればよいのかな」程度に思っていたのですが、それだけではなくて、Deloitteのチームメンバーとしての「付加価値」を内外に提供すること求められます。その付加価値は、自分の専門分野である会計であったり、日系企業のビジネスに対する理解、クライアントとの深度あるコミュニケーション日本のトーマツチームとのリレーションと、様々な形になります。

クラインアントに提供する業務は、監査、コンサルティング、FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)、RA(リスクアドバイザリー)、税務などと多岐にわたるため、仕事を行う上で「多くの事前インプット」が求められ、また「有効性のあるアウトプット」も求められるため、非常に日々忙しく過ごしています。

また、中国の人々は学生時代からよく勉強しますので、広州事務所のメンバーが英語を話すのは当然です。会計・税務の専門知識についても高い水準を持ったメンバーが多数所属しています。このような意識の高い、「事務所としてのビジネスをどう発展させていくか」という強い気持ちを持ったメンバーと一緒に仕事していることは非常に良い経験となっています。

そのような日々の中で、日本人の立場として「凄いな」と感じた3つの感想を書きたいと思います。

① 日系企業の海外進出
日系企業は、中国のみならず世界中に数多く進出していますので、その結果として、「日本人専門家」の需要が世界中にあります(もちろん、日本人のみでなく、日本の言語・カルチャーを理解している人も含まれるかと思います)。これは私達にとって非常にラッキーな状況だと思います。このブログを読まれている方々で、「専門家」の道を歩もうとされている方々は、今後、世界に羽ばたく大きな可能性を持った存在になるのではないかと思います。

② 会計基準の統一
会計基準の国際化・統一化が進んでおり、中国もIFRS(国際財務報告基準)とほぼ同等の基準となっています。よって、中国に赴任した際にも「ゼロから中国の会計基準を勉強し直す」必要は全くなく、いくつかの基準の差異を把握すれば、専門的なアドバイスが可能という状況になります。これは、米国でもヨーロッパでも「会計基準の同等性」については同じ流れとなっており、会計専門家は「海外での順応性が高い」職業の1つではないかと思います。

③ Deloitteマニュアル
Deloitteの監査マニュアルは文字通り「世界共通」となっています。こちらに来て、中国人の監査チームと議論する際に、共通の監査マニュアルをベースに議論ができますので、「チームが監査手続で何をやっているか、また何をやるべきかが分からない」という事がありません。日本でしっかり監査業務を行っていれば、海外のDeloitteで働く際にも監査に関してはスムーズに業務に入っていくことが可能となります。

4.最後に
「自分は、どのような会社で働くのが良いのか」というのは、結論を出すことが非常に難しいテーマだと思います。 個人的な考えですが、「誰しもが就職すべき完璧な会社」が存在しているのではなく、ただ「会社との相性」というものは確実に存在しているのではないかと思っています。

そのため「会社がどういう人材を求めているのか」をイメージし、また、「自分がどういう人間として、社会と関わりたいのか」を自問し、かつ、恋愛のように「両想いになれる可能性があるか」ということを模索することが大事なのではないかと思います。

私自身もそれらを考え続けている日々であり、そういった意味においては、皆さんも私も同じ状況にあるのかもしれません。そのような私からアドバイスさせていただくと、是非、先輩の声に耳を傾けていただき、このようなブログに何かヒントが無いかを模索して欲しいです。就職する会社を好きになれるか、また、どうやったら会社が自分のことを好きになってくれるかということを、「就職活動」を良いきっかけとして一度検討していただくことが、皆さんの社会人生活にとって非常に有効な「ステップ」になるのではないかと思います。

最後に1つだけお伝えしたいことは、この長い長いブログをここまで読んだ、あなたの集中力と忍耐力は素晴らしいものがあると思います。そのような、「自分が選んで(クリックして)、一度始めたことを断固やり抜き通す」マインドは、トーマツにおける「監査クオリティのために貫いていく」マインドと非常に相性がよろしいのではないかと個人的に思いますので、そのような方々と今後、是非、仕事を一緒にさせていただきたいと思う所存です。

それでは、皆さんの「就職活動及びその後の社会人生活」が、その努力に見あった喜びで満ち満ちていることを祈っています。

 

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