さいたま事務所パートナー紹介
会計士試験受験生の皆さん、こんにちは!
いよいよ今週末が合格発表日ですね。
さいたま事務所は事務所長の酒井さんを含め2名のパートナーが在籍しています。
今回は、今年7月にさいたま事務所へ着任した浅井則彦パートナーに色々とお話を伺いました。
Q&A形式にて浅井さんについてご紹介します。
Q.会計士を目指した理由を教えてください。
浅井:周りに資格を持って仕事をしている方が多い影響で、小さい頃から自分も何か資格を生かした仕事がしたいと思っていました。高校2年生の頃、将来の進路を考える機会があり、会計士という存在を知りました。数字を利用して日本経済や企業の成長を手助けする会計士という職業の存在に出会い、興味を持ったのがきっかけです。
その後大学で会計のゼミに所属したのを機に再度興味を持ち、本格的に目指すようになりました。
Q.スタッフ時代に苦労したことはありますか?
浅井:あまり苦労したという覚えはありませんが、今の成長につながっていると思うことはいくつかあります。
例えば、スタッフ1年目で社会人経験や業界知識が乏しい状況でも、経験豊富なクライアントの経理課長・部長と直にインタビューする場面などは、事前に入念に準備をして臨んだことを覚えています。また、監査調書になかなか説得力のある文章を書けず、何度も先輩にレビューしてもらって書き直しをしたことも多かったと記憶しています。
ただ、どれも嫌な思い出ではありません。「考え抜いたプロセスと結論をどのように相手に説明すれば納得・満足してもらえるか」ということを日々考え行っていたので、それは監査やアドバイザリー業務の基本スタンスにも通じることだったと今では実感しています。
Q.トーマツで働いて身に着けた強みはありますか?
浅井:『課題解決力』です。
これまでトーマツや海外駐在での業務を通じて様々な課題に直面してきました。監査やアドバイザリーなどの業務も、言い換えると一つの大きな課題といえると思います。「どのように進めれば業務を効率よく完遂しクライアントに満足してもらえるか」を課題だと考えて業務に取り組んでいるので、業務完了時にクライアントから「ありがとう」と言われるとすべてが報われた気持ちになります。
私の力だけで解決しないクライアントの課題も多いですが、デロイト トーマツ グループには様々な専門家がいるので、必要な人財をチームに巻き込んで解決し、クライアントやチームメンバーに満足してもらえるとより一層嬉しいですね。様々な専門家とチームを組んで業務に取り組めるのもトーマツで仕事をする醍醐味の一つだと思います。
Q.海外駐在の経験について教えてください。
浅井:タイのバンコクに2004年から3年半ほど駐在していました。主に日系企業のクライアント開拓、既存クライアントのフォロー、日本の監査チームのグループ監査サポートなどが多かったですが、数社は監査主査として現場の監査業務を担当していました。
タイは日系企業が多く担当社数が多かったことや、駐在直後に内部統制報告制度(J-SOX)の導入準備でアドバイザリー業務も多く手がけていたため、非常に多忙な毎日でした。
日系企業クライアントは、現地でも日本と同様のサービス水準を要望されることが多いのですが、国民性や考え方の違いなどから、期待ギャップを解消することが大変な毎日でした。
休日の息抜きには家族で食事を楽しむことが多かったです。バンコクはタイ料理に限らず世界各国のレストランがあり、料金はリーズナブルながらレベルが高かったと思います。比較的長い休みが取れるので、タイ国内の島々や近隣諸国の旅行も楽しみました。
Q.アドバイザリー業務の経験も豊富だと伺っています。アドバイザリー業務で大変だったことを教えてください。
浅井:タイでの駐在を終えて戻ったのは、監査業務とその経験を生かしたアドバイザリー業務を提供している東京の部門でした。私は上場会社やIPO業務を担当しつつ、特に力を入れていたのはM&A業務、なかでも会社を買収する際の財務デューディリジェンス業務でした。
他社の買収を検討しているクライアントのアドバイザーとして、買収対象会社の調査を行い報告するのですが、報告内容に少しでも間違いがあると買収額に大きく影響する可能性があり、クライアントに何十億円も損をさせてしまう危険があるので非常に気を使いました。
ただ、提供業務がクライアントにきちんと評価されると、投資後の管理体制構築指導や会計監査、IPO助言など一気通貫で業務提供できることもあり、責任のある大変な業務であるのと同時に非常にやりがいのある仕事でもあると感じています。
Q. さいたま事務所の特色について教えてください。
浅井:まだ異動して数ヵ月でわからないことも多いのですが、顔が見える範囲で業務をしているので非常にアットホームな雰囲気があると感じています。皆で協力・サポートしあっている風土が根付いるようで、働きやすいといわれている理由がわかるような気がします。
Q. トーマツではテレワークを推進しています。テレワーク で工夫していることはありますか?
浅井:運動不足に陥りがちなので、週に2~3日はジョギングをするようにしています。
また、他愛もない雑談も息抜きや業務のヒントとしても非常に大事だと思いますので、意識的に電話をかけたり、限られた現場往査・事務所勤務などで業務外のコミュニケーションも心掛けるようにしています。
Q.さいたま事務所に入社していただきたい人財について教えてください。
浅井:コミュニケーションを大切にしてくれる方にぜひご入社いただきたいです。メールやSNSなど様々なコミュニケーションツールは便利ですが、直接の対人コミュニケーションが基本であることには変わりがないと思います。得意でなくても構いませんが、大切にできるマインドは重要だと思います。
Q.最後に受験生の皆さんへメッセージをお願いします。
浅井:会計士人生のスタートとして、さいたま事務所は皆さんを全力でサポートします!ぜひ一緒に成長して喜びを分かち合いましょう。