静岡事務所

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職員インタビュー Vol.10 ~監査の魅力と監査の将来像~

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【対談者】(中央)マネジャー 朝倉、(左)シニアスタッフ 角田

【インタビュアー】(右)シニアスタッフ 川副

 

―今回は、監査品質向上を推進する「品質推進」チームに関与する朝倉さん、監査の効率化推進プロジェクトチームに関与する角田さんに「監査の魅力と監査の将来像」というテーマでインタビューをしたいと思います。早速ですが、監査品質向上を推進するチームではどのような業務を担当していますか。

 

【朝倉】

「品質推進」チームとは、静岡事務所の監査品質の底上げ、向上を図るために組成したプロジェクトチームです。監査事業本部の品質推進で検討している、最先端の監査品質向上に関する知見やノウハウを静岡事務所に伝達するパイプ役となっています。さらには東日本サテライト事業部内の横連携を駆使し、品質向上に関する施策を考えて本部に提言をしています。

 

―どのようなところにやりがいを感じますか。

 

【朝倉】

監査品質の向上と言っても、今までやったことがないような手続やノウハウを立案するのではなく、これまでも監査基準等でその重要性が叫ばれてきたリスクアプローチを深化させることに尽きると思います。そして、このリスクアプローチの深化により、監査の奥深さを知ることができ、やりがいや楽しさを感じることができると考えています。

 

―品質推進チームで目指しているリスクアプローチとはどのような手法ですか。また、これまでのリスクアプローチと異なる点はありますか。

 

【朝倉】

今進めているリスクアプローチも、監査基準で謳われているリスクアプローチと本質的には変わりありません。ただ、最近の品質向上の流れの中で、よりその真髄に近付いてきていると感じます。

これまでの監査実務においても「会社を理解すること」は重視されていましたが、そのスコープは直接的に会計監査に関連する部分に絞られている傾向がありました。そのため、全体として会社の置かれている環境・業界・ビジネスへの網羅的な理解が不足したまま、監査上のリスクを評価している傾向があったように思います。

一方で、本来のリスクアプローチでは、会社の内部環境・外部環境を含め、様々な観点からリスクを把握することが求められます。従って、リスクを網羅的に把握し、その中から会計監査に関連するリスクを深堀し、当該リスクに対応する監査手続を立案する必要があります。

本来のリスクアプローチを進めていくと、経営者の考えるリスクと監査人が考えるリスクでは異なる点がある一方で、共通する部分が多いことに驚きます。様々な視点から会社を理解することで、経営者視点でビジネスを捉えることができ、経営者の方と対等な議論できるようになります。このような点は、公認会計士としての成長、やりがいを実感できる点だと思います

また、会社理解に基づくリスクアプローチの徹底は、効果的かつ効率的な監査につながります。広い視野と深い洞察によるビジネスの理解により、会社の状況変化を適時に捕捉することができるようになり、リスクに対して適切に対応することが可能となります。

 

―徹底した会社理解と広い視野、深い洞察に基づくビジネスの理解が、効果的かつ効率的な監査につながるわけですね。ところで、効率的な監査と言えば、昨今話題に挙がることが多い「AI」や「データ監査」についてはどのような動きがありますか。

 

【角田】

AI(人工知能)が本格的に監査現場で利用されるのは、もう少し先のことになりそうですが、ITを駆使したデータ監査の導入は日進月歩で進んでいます。とは言え、データ監査を利用するのはあくまで監査人である「人」ですので、効率的に扱えるか否かは「人」によるところがあります。

つまり、データ監査の導入が進んで行く中でも、リスクアプローチが重要であり、会社理解が不足したままデータ分析を実施しても、監査上の心証は得られません。適切なリスクアプローチを土台として、初めてデータ監査の本領が発揮されると思います。

データ監査の導入により、多くの作業が自動化できるため、従来よりも多くの時間を考察に充てることができ、監査人としての本来の業務である「判断業務」にリソースを投入することができるようになると思います。

 

―データ監査の導入が進んで行く中でも、重要なのは「人」であり「リスクアプローチ」なんですね。今、変化が大きい監査業界ですが、これから監査業界へ一歩を踏み出す受験生の皆さんに一言お願いします。

 

【角田】

近年、監査業界に対する社会の目は厳しくなってきており、規制当局が求める水準の高まりとともに監査手続や監査工数も増加する傾向にあります。

しかし、私のこれまでの実体験を踏まえてお伝えしたいことは「監査とは決して辛いだけの業務ではなく、面白い業務である」ということです。申し上げたように、広く深くビジネスの実態に近づくことができ、会社の動き、業界の動向、経営者の思考、更にはグローバル・日本社会の動向についての知見を身に付け、社会貢献ができるのは公認会計士が最も相応しいと考えています。

是非、一緒に監査業界を盛り上げていきましょう!

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