デロイト トーマツ グループの歩み

国内初の全国規模の監査法人として1968年に誕生。
合併、統合、連携、再編を経て、監査の信頼性を基礎とするグループとして成長し、監査法人を含むデロイト トーマツ グループは、現在では約15,500名のグループとなりました。

世界に通用する本格的な監査法人を日本に

1950年代、等松農夫蔵は、日本企業の監査が外国会計事務所に独占される未来を憂慮し、早くから欧米の監査法人に肩を並べる日本の監査法人を創設すべきだと考えていました。トーマツの経営理念の軸となっている等松が起案した「当監査法人の基本構想」には、実体験から得た強い信念と熱意が流れており、現在の法人名「トーマツ(等松)」とともに脈々と受け継がれています。

当監査法人の基本構想 ※1969年に東京事務所報の創刊号に掲載

  • 1.当監査法人は、将来に対するヴィジョンを抱き、高遠な理想の上に結成された。
  • 2.この理想を達成するためには、個我を脱却して大乗に附くの犠牲的精神が基本となっている。
  • 3.結束と統一とは欠くことのできない絶対要件である。
  • 4.努力研鑽を積むことは、生涯の努めである。
  • 5.人間的信望を高めることが何よりも肝要である。
  • 6.監査法人を全員の永遠の拠点ならしめることが終局的には監査法人の理想達成のための唯一の途である。

国際組織との半世紀の絆

トーマツは設立以来、同じ国際組織との関係を半世紀近く継続しています。1989年に2つの国際組織が合併し、名称「デロイト ロス トーマツ インターナショナル」に変更しました。国際組織にアジアのファーム名が刻まれるのは画期的で、史上初のことでした。トーマツは加盟当時からDTTの運営に参画し、深い信頼関係を培っています。現在、トーマツがメンバーファームとなっている国際組織であるDTTLにおいても、トーマツの公認会計士が運営メンバーとして活躍しています。

ウイリアム・W・デロイト ジョージ・A・トウシュ 等松 農夫蔵